6082アルミニウム合金押出形材の注意事項

(1) アルミニウム合金鋳棒の加熱方法

アルミニウム合金鋳造棒は電力周波誘導加熱により加熱されます。この加熱方法の特徴は次のとおりです。

加熱時間は短く、3分以内で約500℃に達します。

押出温度制御は正確で、誤差は±3℃を超えません。

抵抗炉を使用してゆっくり加熱すると、Mg2Si 相の析出が発生し、強化効果に影響します。

(2) アルミニウム形材の押出加工

押出プロセスを合理的に定式化するために、次の要素が変更されました。6082合金アルミニウムプロフィール。

1. 6082 合金の変形抵抗は大きいため、鋳造温度は上限 (480 ～ 500 °C) よりも高くする必要があります。

2. アルミニウム押出ダイの温度も高くなければなりません。

3. 収縮や気泡、スケール、不純物の混入を防ぐために、余分な部分を長く放置する必要があります。

4. 合金の主な強化相である Mg2Si を完全に固溶するには、急冷温度は 500°C 以上でなければならず、このプロファイルの押出出口温度は 500 ～ 530°C に制御する必要があります。

5. 6082 アルミニウム合金は高い焼入れ感度を持っています。合金にはMnが含まれており、粒内に金属間化合物が形成され、焼入れ性に悪影響を及ぼします。水焼入れでは焼入れ冷却強度が高く冷却速度が速いことが要求され、50℃以下まで急速に温度を下げることができる。